地球を舞台に!世界一周保育な旅

元男性保育士がおくる保育と旅をテーマにしたブログ。

モロッコの幼稚園⑤

こんにちは『けい』です。

 

5回目の今回は子どもの姿『集中力』について書きます。

今回は私個人の考察が中心になります。

 

さて、このブログでは数回に渡り、モロッコの教育内容は『学習中心』だと書いてきました。皆さんはどう感じられたでしょうか、写真などの表情から『詰め込み教育』のような自由度の少なそうな印象を感じましたでしょうか…。

 

私が見た限りでは子どもたちはよく落ち着き集中していました。

f:id:keinhrkei:20170305001124j:plainさて日本ではいつから本格的に学習が始まるでしょうか。

否、学習にもいろいろ定義があり、それを踏まえると話がややこしくなってしまいます。なのでここでは、文字の読み書きと言った『お勉強』と呼ばれるモノにしましょう。 

 

これらを取り組ませる年齢にもいろいろ考え方がありますよね。その方法や考え方に何が正しいかはありません、十人十色と言うやつです。人が十人十色であるように教育方法やその施設も十色なのです。

f:id:keinhrkei:20170301131302j:plainこれらは宗教観に似ていると思います。一概に否定出来ないし否定した所で何も起こらない。なので私はそれら全てを肯定しつつ、自分は自分の想うことを行う。(もちろん日々勉強して行くのは当然としてね)

 

ただ、これだけ言えることは、その方法で子どもが『満足しているか』ということです。また『保育者と子どもの関係性』つまり双方が楽しく学べているのであれば何も他に口出すこともないと思います。(改善とか話合いは別ね)

https://www.instagram.com/p/BRONGOuFCWoLNhAvHALPOFTKlnmxVAI4H193Io0/今ではそんな私ですが、保育士に就職する前は『子どもは遊んでナンボだろ!』と何の根拠もなく思っていました。しかし、その考え方が仕事をする中で『遊びだけが遊びではない』と変化していきました。


それは私が4〜5歳を担任した時、『就学にむけて』ということで、子どもたちと簡単な迷路やワークのような活動を取り入れてました。これも子どもに取ってみれば勉強ですよね。

 

この活動を通してわかったことは学習も知的好奇心を満たす1つの『遊び』だということです。いえ、言い方を変えますと『楽しみ』の1つなのです。

 

勉強と言うとどこか固いイメージにもなってしまいますが、これが以外に取り組み始めると子どもは物凄い勢いで集中します。もちろん単純に新たな活動への楽しみもありますが、これはいくつも理由があります。

f:id:keinhrkei:20170305003524j:plain例えば、小学生のお兄さんお姉さんに憧れているのですね。その姿を見て自分もやってみたくて堪らなかったのです。もぅ鉛筆握って用紙に文字を書く、そしてそれに赤◯が着いた日には何のこったい大喜び、そういうものです。

 

f:id:keinhrkei:20170301201235j:plainそれに、毎日玩具や外遊びを中心とした活動だったとして、不意にこうした学習を入れていくとそこから新鮮さが生まれるのです。もちろん逆も然りです。つまり学習も遊びも何もアプローチの仕方だということです。


さてそれが、何かと言いますと…

ここモロッコの子どもたちが何故『ここまで集中できるのか』ということに触れていきたいと思います。それは写真や園の様子だけではわからないからです。

f:id:keinhrkei:20170301212202j:plain園生活は約2時間×午前午後、その間に2時間半の休憩だと書きました。

小学生の集中力が約45分と言われていますが、ここの子どもは午前午後と2時間は園にいます。しかし、内容はコーラン斉唱や自習、休憩のような時間がありますので2時間ぶっ続けという訳ではありません。(それでも少し長いかもです…)

 

それでも高い集中力を維持できるのはおそらく園外の生活で十分に自己発揮がなされているからでしょう。この巨大迷路のような町並みは子どもにとって十分な遊び場だからです。

f:id:keinhrkei:20170226025651j:plain家庭にしても近所の人にしても、この街の人々は互いに子どもを見守りながら『地域で子どもを育てている』ように見えます。つまり両親の目の届かない所で誰かが見ていてくれる安心感があるから親も子どもも場所を気にせず心置きなく遊びに集中できるという訳です。

 

この辺は昔の日本も同じだったのではないでしょうか。

現在は『遊び場の減少』ということが1つの問題ですものね。

f:id:keinhrkei:20170226030730j:plainこうした環境の充実は仮に学校が勉強に特化したとしていても、子どもにとっては『普段と違うことをする場所』と感じられるのです。もしくはそれが苦手だとしても、その活動に『納得できる場』であることは確かだと思います。

 

私もこの仕事に携わりながら『幼保は地域に根付くもの』と学びましたが、それはこの国でも同じようでした。もちろん彼らはそんな能書きを必要とせず、ただただ良心を持って人に接しているだけだとわかります。

f:id:keinhrkei:20170301115152j:plain園に限らず『それらを囲む地域の大切さ』それが子どもの表情や態度に影響している。

きっと今の日本で忘れてしまった何かとはこういったことなのでしょうね。

 

 

本日もこの投稿を読んでいただき

本当にありがとうございました。

 

それでは

 

『けい』でした。

 

おわり